大田区国保 値上げ提案がでました

大田区国民健康保険運営協議会での審議を経て、区議会に提案されました。
年収２００万円夫婦（４０歳～６０歳）こども１人の３人世帯の場合の保険料が２１７８４２円になります。昨年度と比べると２２６６７円もの値上げです。あまりにも高すぎます。協議会でも委員の方から、サラリーマンの場合の２倍近い保険料は高すぎるのでは？と質問が出ましたが。担当課長は「２００万円年収はほぼ生活保護世帯となるのではないか、対象者は多くないとおもわれる」と回答していたのにおどろきました。
所得階層による区の資料で２００万円以下の世帯は約７３％にも上ります。年収と所得で数は変わりますが、２００万円程度の年収の区民は少なくないはずです。課長が答弁したように生活保護世帯になっていたら大変な生活保護の数になってしまいます。

大田区国保は現在でも滞納者は約３割にも上っています。５年間滞納すると生命保険や、年金、給料まで差し押さえになります。保険証が無く具合が悪くても病院に行かず手遅れになった方もいます。
　もっとも所得の低い層が、もっとも過酷な保険料負担に苦しんでいます。日本共産党区議団は国庫負担を以前の約５０％にもどること、東京都にも支援を求めること、区も一般財源を入れること、これらの努力をして、低所得者の保険料の値下げを提案しています。
大田議会では１２日にこの値上げ提案の採決が行われます。日本共産党区議団は反対の予定です。