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大田区議会 高校生18歳まで医療費無償化は否決されました。

大田区議会第2回定例議会に日本共産党区議団は、高校生18歳まで医療費を無料化にするため、現在の条例を改正する提案をしました。
 本日の本会議で以下の賛成の討論を行いました。
しかし、残念なことに賛成は日本共産党とフェア民、自民党、公明党などは反対し否決されました。 


 日本共産党区議団を代表して、
議員提出第3号議案大田区乳幼児及び義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例に賛成の討論を行います。

現在大田区が実施している医療費助成の対象者となる年齢を18歳 までと拡充することにより、保護者の経済的負担の軽減と、子どもの健全な育成を図るための条例改正の議案です。

子どもの貧困対策に関する大綱(2021年11月29日閣議決定)は現在から将来にわたり、すべての子どもたちが夢や希望を持てる社会を目指す、子育てや貧困を家庭のみの責任とせず、こどもを第1に考えた支援を包括的・早期に実施を目的としています。

それに伴い、大田区においても高校中退を減らすために学習支援を実施しています。

しかし、けがや病気,歯科、視力検査、アレルギーなどの治療の際の医療費については、高校生になったとたん自己負担となり、自己負担がいくらになるのか心配で医療を受けにくい事例が出ており、低所得世帯ほど率が高いという調査もあります。

昨年からのコロナ感染拡大により、収入が減少し家計が厳しくなっている子育て世帯を応援することが、大田区に求められていることは委員会でも多くの会派から出ていましたが、「区財政が厳しい、大田区が行うものではない」「国や東京都がやること」「医療費の無料化が地域間競争をあおることになる」などの意見で反対多数で否決されました。

しかし、2011年から千代田区は高校3年生まで、同じく2011年北区は高校3年生まで入院費、また、日の出町、奥多摩町も高校生3年生まで医療費の助成を行っています。

さらに武蔵野市は「すべてのこどもと、子育て家庭を支援するために市独自に高校生等の医療費を助成する」とし、高校3年生まで今年度から入院、次年度からすべて無料化になります。

大田区はこども医療費の無料化を進めてきた歴史があります。

国や東京都がやるのを待つのではなく、まさに自治体の責務として、「高校生までの医療費の無償化」を大田区独自でも実施すべきです。福祉の向上、区民の命と健康を支え、子育て応援の大田区となるよう、条例改正をすることを求めて賛成討論とします。

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