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大森東4丁目センター児童館廃止に反対しました

本日大田区議会第4回定例議会で反対討論を行いました。反対したのは日本共産党大田区義団8名とフェアな民主1名でした。

以下討論内容です。

日本共産党おおた区議団を代表して 第86号議案 大田区立共同利用施設条例の一部を改正する等の条例に反対する討論を行います。

本条例の改正理由は現状の大森東4丁目センターの学童保育事業は、本年12月28日で廃止する。また幼児、一般児童生徒を受け入れる児童館事業も来年3月31日で廃止するというものです。

本施設は地域の強い要望で1985年5月から運用が開始され、老人いこいの家と、学童、児童館が運用されている複合施設です。高齢者と子どもたちがともに活動されており、地域にとってはかけがえのない施設です。

委員会の審議では「地域の方や利用者には丁寧に説明されている」などの理由で廃止に賛成が多数でした。

しかし、施設が建設されたている時からの協力、ボランティア活動や子どもたちの安全確保に協力してきた近隣住民からは「街から子どもたちの声が聞こえなくなるのは本当に寂しい、児童館は残してほしい」という声が上がっています。

大森東4丁目センターの児童館事業は地域と職員の努力によって、子育て中の親たちをささえるため、仲間づくりや自主的な活動の支援、親子遊び、子育て情報の提供など、地域の子育ての拠点となっています。

幼児子育て中の方々は「今の児童館が近くにあってよかった」との声があります。大森南や大森中の児童館まで行くことを本当に了解しているのでしょうか。

さらに廃止後の施設の活用について現在は未定との説明には、「大田区は何を考えているのかわからない、もったいない」の声です。行政側の「近隣住民、利用者へ説明し、理解は得られている」との説明とは乖離があります。

大田区は本年3月に発表した「子ども・若者計画」でも、「居場所」の大切さを強調しています。居場所の数の多さや自己肯定間の強さが生活への充実感、地域への愛着、他者との関係や自分の将来に対する明るいイメージに影響があることが分かった」としています。地域行事やイベント等の体験的活動の参加等通じて支援策を展開する必要があるとしています。まさに児童館がその居場所の1つです。

千代田区は「コロナ禍の今だからこそ児童館に行って!」と区報で児童館特集を組み、子育て支援に力を入れているという報道がありました。

「誰一人取り残さない」という大田区が掲げているSDGSの目標からも,
「おおた未来プラン」及び「おおた子ども子育てかがやきプラン」からも、大森東4丁目センターの児童館事業は存続すべきです。

よって第86号議案 大田区立共同利用施設条例の一部を改正する等の条例に反対します。
以上で討論を終わります。

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