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小学生2万円、中学生3万円の祝金の支給条例は否決になりました。

日本共産党区議団は第3回定例議会に議員提出議案第12号「大田区入学祝金支給条例」を提出しました。こども文教委員会では賛成者少数でした。9月26日本会議において賛成 日本共産党(8)、無印(3、もう1名は危険)、ネット(1)で否決となりました。大変残念です。

以下、日本共産党(すがや議員)の賛成討論です。


ただいま上程されました議員提出第12号議案 大田区入学祝金支給条例
を、こども文教委員会で否決した委員長報告に反対し、賛成する討論を行います。

 本条例は、小学校、中学校ならびに特別支援学校等に入学する児童、生徒の入学を祝い、支給対象となる児童生徒を扶養している保護者に対し、小学生2万円、中学生3万円を支給するものです。

 現在大田区では、妊娠時に1万円のクーポーン券、88歳のお祝い3000円、100才5万円、108才5万円、最高齢5万円でお祝いしています。
 未来を担う子どもたちは大田区の宝です。おおた子ども・子育てかがやきプラン、第3期大田区次世代育成支援行動計画では、基本理念で「未来を担う子どもを育み子育てをみんなで支える街にします」と述べています。今こそこの基本理念に沿った施策が必要です。夢と希望、期待に胸膨らませる子どもたちを応援するための施策として提案したものです。

 また、少子化対策の一助という考えもあります。少子化に歯止めがかからないのは、その大きな要因が教育費など経済的な負担の重さがあります。小・中学の入学準備に必要なお金は、平均約10万円以上と言われ、ランドセルでも4万円前後です。中学生になると決められた制服、運動着、靴、カバンなど絶対に必要なものに加え、文化、スポーツ部活動に必要な教材やユニフォーム、靴など費用が必要になります。

 今、30歳から50歳の子育て世代の収入は約320万円~390万円で実質賃金は下がり続けています。入学祝い金はほんの一部ですが軽減を図り支援するものです。

 委員会質疑では、「給食や、教材などほかの経済的支援があるのではないか」「親としてお金はほしいが検討が浅すぎる」「お年玉程度では」などのたくさんの意見が出ました。党区議団はお祝いする思いが一致できるのであれば、さらに充実させていく思いです。

 子どもを持つ親たちは、経済的な問題に加えて、子どもの将来への不安など多くの悩みを抱えながらも、頑張っています。こうした中で、入学準備金は、大田区として子供たちの成長を祝福し、さらなる成長を願う気持ちを表し、励ますものとなります。よって、議員提出第12号議案を否決したことに対する反対討論とします。

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