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大田区議会議員 今年も海外親善訪問調査に行くことに

本日の本会議に議員の派遣の議案が上程されました。
1、セーラム市親善訪問調査に伴う議員派遣
派遣の目的
セーラム市との友好親善と、他都市の文化・産業・まちづくり・教育等の実情を調査研究し、区政に反映させる。

派遣場所
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 セーラム市、ボストン市、
        イリノイ州 シカゴ市

派遣期間10月22日〜10月27日

派遣議員
岸田哲治議員(自民)、大森昭彦議員(自民)、伊藤和弘議員(自民)、塩野目正樹議員(自民)渡司幸議員(自民)、松原元議員(民主)


2、北京市朝陽区・大連市親善訪問調査に伴う議員派遣
派遣の目的
友好・親善の促進を図る。あわせて産業交流、教育の実情等を調査研究し、区政に反映させる。

派遣場所
中華人民共和国 北京市朝陽区
         大連市
派遣期間
10月22日~10月26日

派遣議員
高瀬三徳議員(自民)、松原茂登樹議員(自民)、鈴木隆之議員(自民)、伊佐治剛議員(自民)
黒川仁議員(民主)、湯本良太郎議員(改革)

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 採決にあたり、無印の会派の議員から質疑がありました。質疑の内容は「4年間も同じ議員が中国に参加しているが、区政にどのように反映させるのか説明してほしい」というものでしたが、明確な答弁はなく、逆に質問した議員も海外訪問に参加しているが区政に反映させていないのではないか?というやり取りがありました。
日本共産党区議団は2件の議員派遣の議案に反対し、以下の討論を大竹辰治議員が行いました。

2件とも自民、公明、民主等が賛成し賛成者多数で可決され、大田区議会議員 今年も海外親善訪問調査に行くことになりました。

<日本共産党区議団 大竹議員の反対討論>

  日本共産党大田区議団を代表して、ただいま上程されました、セーラム市親善訪問調査に伴う議員の派遣について、北京市朝陽区・大連市親善訪問調査に伴う議員の派遣について反対の討論を行います。

 党区議団は、国と国との友好親善は大いに進めていくべきとの立場です。
しかし、区議会議員が公費を使って、毎年の様に海外へ行くことに対して、区民の批判の声が上がっており、以下の理由で反対します。

 今年も、セーラム市親善訪問につては、10月22日から27日まで4泊6日、北京市朝陽区・大連市親善訪問は10月22日から26日まで4泊5日となっています。

 まず反対の第一の理由は、
今回示されたのは、日程と参加議員の名前だけで、詳細については全く明らかになっていないことです。
派遣の目的についても、セーラム市親善訪問調査では、セーラム市に加えて、ボストン市、シカゴ市となっており、他都市の文化・産業・まちづくり・教育等の実施を調査研究するとなっていますが、いつどの都市で、何を調査して、そのことと区政の関わりについて、全くわからないので、判断のしようがありません。
この事は、北京市朝陽区・大連市親善訪問でも同じです。

 第二の理由は、
区政への反映です。当然このような状況では、今回の派遣が、区政にどの様に反映されるかわかりません。また、この間、海外親善訪問によって得た内容で、議員には報告がありますが条例提案等区政に反映されたことがありません。

 第三の理由は、
毎年の様に行く理由として、顔と顔との交流が必要と述べていますが、友好交流は限られた個人と個人ではなく、議会と議会、議会と行政等の交流が必要ですので、議長・副議長など議会の代表が週年行事に参加することで十分であることです。

 第四の理由は、
10月22日から10月27日の親善訪問調査の日程が優先され、行政視察、常任委員会、特別委員会の日程がしわ寄せされ、制限されてしまっていることです。

 第五の理由は、
区民への親善訪問調査後の報告が議会年報しかなく、区民にはないことです。公金を使っているにもかかわらず区民への説明責任が果たされていません。

 第六の理由は、
行程表を示さず、さらに、予算も示されず、本日の議案にし、採決をするといっても無理があります。

また、先ほどの質疑と答弁でも増々行く意味がないことを実感しました。

これでは区民に理解を得られません。税金は区民の暮らし・営業応援に使うことであり、参加の皆さん、今からでも遅くありません、中止を求めて討論を終わります。

以上です。


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