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児童館は地域の宝。区は児童館の現状をもっとよく見るべきです。

児童館は地域の宝だ。(その2)
規制緩和によって「認可保育園(区立保育園と同等の保育士、施設の環境)」でも、建物の2階以上にある保育園が増えておりそれらの保育園には園庭はありません。さらに増加している小規模保育所、グループ保育所、認証保育所も園庭はなく、施設もギリギリの面積のため、遊びのスペースほとんどありません。区内の公園の中には近隣のそれらの保育施設の子どもたちが多く利用しており、中には7園も集まっている公園もあります。
 児童館も同様で、地域によって違いはありますが、近隣に多くできた認可外保育施設の子どもたちが保育士さん(資格のない方も)と一緒に利用されています。遊具もあり広いスペースで子どもたちはのびのび遊び、児童館主催の縁日やお祭りに参加し、手作りお土産をもらったり、時には劇も一緒に鑑賞しています。
 保護者からは「区立などの認可保育園に入りたかったがダメだったので、園庭がなくても狭くても、預かってもらえるならと預けているが可哀想だとおもう。でも、児童館に連れて行ってもらい遊ばせてもらい、催しにも参加して、写真もとってもらって嬉しい」と喜ばれ、保育士さんたちからも「児童館があって大変助かる。小さい施設では縁日やお祭り、劇を見るなどを子どもたちにしてあげることはできない。」と感謝されているのこと。児童館の活用がこのような形もあることはやや驚きました。
 保育園待機児対策には保育環境の整った認可保育園を増設することが必要ですが、保育環境が十分でない小規模・グループ・認証保育所等が増加した中で、地域の児童館が支えになっているのが現状です。
 また「子育てすくすく事業」として、地域の民生児童委員・ボランティアの皆さんが“子どもが安心して歩ける街、地域を作る活動”も努力されています。「こんにちは。児童館で会ったね。」と子どもたちに声かけをしてくれているのです。

 区は児童館のあり方を変更し、廃止または待機児解消対策として保育施設へ転用するとしていますが、現状をもっともっと分析することが必要ではないでしょうか。

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