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どうなる?大田区児童館の今後。児童館は地域の宝ではないのか?

児童館は地域の宝だ。(その1)
 現在大田区内には49の児童館があります。子育ち支援事業として学童保育事業、小学生の一般利用、ファミリー事業、子育て相談、子育て講座、子育てすくすく事業などが行われており、地域の子育て家庭にとって大事な施設です。
具体的には午前は乳幼児と親たちが、午後は小学校1年から6年までの共働き家庭等で[保護者が昼間家庭にいない児童の遊びと生活の場を与えて、その健全は育英を図るため]と児童福祉法に規定されている学童保育事業と、小学生の一般利用が行われています。また、地域の民生委員、ボランティア等との支援協力をえて「地域子育て支援拠点」として整備、拡充が進められています。
 しかし、8月15日のこども文教委員会に「児童館のあり方について」というA3の資料が配布され、そこには以下の「方向性」が示され、区はこの方向で進めていくことを議会が了承しているとしています。
1、 学童保育事業は小学校施設を活用し、放課後子ども事業と一体的に実施する。児童館における  学童保育事業を順次、学校内事業へ移行する。
2、 放課後ひろば事業は4施設を区立直営、55施設を民間委託とする

3、 児童館は、子ども・子育て支援新制度において求められる利用者支援及び地域子育て支援拠点  事業として活用実施する

4、 仮称キッズなサポートとして28施設、A型は直営で8施設、B型20施設は委託とし0     歳児・1歳児の一時預かり事業を行う。

5、 中高生の居場所づくり事業として6か所、運営はすべて委託。候補児童館は、こども交流セン  ター・上池台児童館・羽田1丁目複合施設・あとは未定。

6、 廃止する児童館施設は待機児対策として保育施設へ転用するほか、こどもに関する施設として  利活用する。

 以上が方向性の要旨です。この報告のもとは区が進めている「おおた未来プラン」「おおた子ども・子育てかがやきプラン」によるものですが、区民や議会に十分な説明をすることなく進めようとしています。
 地域の宝である児童館をいとも簡単に廃止してよいのだろうか。老朽化で改修や新築しなくてはならず費用が掛かることや、区の人員削減計画から職員を今まで通り配置することが困難などの理由があるのだろうが、「地域にとって区民にとって何を大事にするのか」が問われていると思います。

 さらに、9月21日の子ども文教委員会で、蓮沼児童館、千束こども家の学童保育利用募集を中止するという報告がありました。理由は近隣小学校で「放課後ひろば」「放課後子ども教室」が開設されたためで、学童保育事業を平成29年3月31日に中止するとのことです。
 千束こどもの家は学童保育事業のみを行っている施設ですので、今後どのような施設になるのか、条例・規則等の改定をするのかなどについて説明はないようです。「あまりにも乱暴なやり方ではないのか」と、担当課に問い合わせたところ「「児童館のあり方について」を報告しているし、学童保育事業の今後の方向性も委員会で報告している」という説明でした。
このような進め方でよいのでしょうか。児童館で働いている職員、区民の意見を十分聞くこと、説明することを求めていきます。

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